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​シンプルながらも鉄塔独特の「カーブ」や「シャープな接着」に手こずりそうな高圧鉄塔。これまで発売されていたキットでは組立説明書だけでしたが、STEAMを絡めた12ページのフルカラーブックレットが付属しています。模型制作のプロがいるしらたまラインが実際に何度も制作し、より良い作り方を見つけました。そして、かっこいい高圧鉄塔を作るために続ける努力は、やがて高圧鉄塔への愛に変わる‥ということに気づきました。皆さんの心にも愛が芽生えるかはともかくとして、このブックレットを参考にしながら作れば、とても楽しく濃密な時間を過ごせること間違いなしです。
STEAMで深まる Nゲージ 高圧鉄塔キット(23-401)
​価格 ¥1,980(税込)
製品内容
​このキットで高圧鉄塔を3基作れます。
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◉高圧鉄塔キット(3基分)
◉STEAMブックレット「
鉄塔 in ジオラマ

その理論も技術も極める!」

キットには、実物の高圧鉄塔とおなじように、「碍子(がいし)」というパーツがついています。細かいパーツながら高圧鉄塔には必須のため、模型でも碍子をきちんと付けることで、鉄塔の鉄塔らしさが増します。
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キットの高圧鉄塔に付けた碍子と、実際の高圧鉄塔に付いている碍子
碍子の役割は、「電線に流れる電流が高圧鉄塔に流れてしまうのを断つこと」にあります。

 

鉄塔も鋼鉄でできているので、電線とじかに触れると、そこから鉄塔に電流が流れてしまいます。すると、電線を伝って送られるはずの電気が鉄塔で放電してしまうことに……。

 

そうならないよう、碍子が電線と鉄塔の間に入って、電線と鉄塔がじかに接するのを防ぎ、電気が通じてしまうのを断っているのです。このはたらきを「絶縁(ぜつえん)」といいます。

 

碍子の形にも理由があります。

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碍子のつくりとその理由
きのこの笠のような形にすることで、碍子の表面の電気を絶縁するための距離を長くとることができます。碍子が汚れていくと絶縁性能が低下してしまいますが、距離を稼ぐことでこれを防いでいるのです。

 

また、碍子の端から端までの直線距離を長くとることにより、雷が落ちたときなどに異常な電圧が生じても、碍子の表面に沿って放電を生じやすくさせてもいます。

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柱の接合する部分をピンでとめて、三角形を集合させたように組み立てた構造を「トラス構造」といいます。高圧鉄塔にもいくつもの「三角形」でできていて、トラス構造を基本としているのがわかります。

 

トラス構造の特徴は、柱にかかる力に対して頑丈であるということです。ある部分に力がかかると、そのすぐ近くの柱には圧縮方向の力がかかる一方、その影響を受けて周囲の柱には逆に引っ張り方向の力がかかるため全体としてバランスがとれます。どこかに力が集中的にかかってしまうことがありません。

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トラス構造の基本と高圧鉄塔に見られる三角形。高圧鉄塔のこの構造は「ブライヒ構造」とよばれ、いまの国内の高圧鉄塔の主流となっている

実物の高圧鉄塔では、強い風に当たっても壊れたり倒れたりしないよう、頑丈なつくりにする必要があります。そのため、トラス構造で設計されているのです。

 

模型の高圧鉄塔も、もちろんトラス構造になっているので頑丈です。試しにパーツを左右両側から親指と中指で押してみてください。びくともしませんね。

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街のなかに立っている高圧鉄塔のほとんどは、グレーの1色か、赤白の2色で塗られています。これは航空法という法律で定められているからです。

 

一方、模型の世界では、自分の感性のまま、べつの色に着色しても法律に触れることはありません。キットのブックレットに書いてあるマスキングテープを使った2色塗りの方法などを駆使して、空想の世界の高圧鉄塔の模様を表現してみては……。

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赤白をべつの色にしたり、4面とも異なる色にしたり、配色バリエーションはさまざま